プロジェクトをご支援いただき、誠にありがとうございました

ご支援のお礼

 
 
このたびは、「湯河原幕岩・クライミングエリア整備 in 神奈川」のプロジェクトに、多大なご支援をいただきありがとうございました。ご参加いただいたYAMAPユーザーのみなさまに、心より感謝申し上げます。
「湯河原幕岩」は、日本を代表するクライミングエリアとして愛される岩場ですが、クライマーの安全を確保するための支点(ボルト)の多くが耐用年数を超えた状態にあります。
利用頻度が高いエリアを優先して、リボルト(古くなったボルトの打替え)を行なってはいますが、まだ多くの支点が手付かずの支点が多数残されています。
特殊な技術と多くの費用がかかる岩場整備に対してみなさまのご支援をいただけたことは、金銭的なサポートはもちろん、私たち協会の大きな励みにもなりました。初心者や初級者にも人気があり、クライマー以外のハイカーや観光客も多く訪れるこのエリアで、これからも安全にクライミングが楽しめるよう、1日も早く岩場の整備を進めて参ります。
今後ともJFAの活動に、ご理解と応援をいただけますよう、よろしくお願いいたします。
日本フリークライミング協会が認めた「リボルト職人」によって、整備が行われている様子。
日本フリークライミング協会が認めた「リボルト職人」によって、整備が行われている様子。

今後のDOMOの使い道

みなさまからの支援を活用し、2022年5月ごろから、希望峰・桃源郷・正面壁の3エリアでリボルト作業を実施します。各エリアとも、対象となるルートは十数ルートを予定しています。
作業中および、作業後に使用した接着剤が硬化するまでの1日程度は、対象ルートでのクライミングができません。利用者の多い時期を外して作業をする予定ですが、クライマーのみなさまには、ご理解とご協力をお願いいたします。作業の日程が決まりましたら、SNSなどで事前にお知らせをいたします。
また、このエリアはクライマー以外にも、ハイカーや観光客も多く訪れる場所です。作業にはドリルなど音の出る機材も使用するため、ご迷惑をおかけすることがありますが、安全に注意し、できるだけ短時間で作業が完了するように進めますので、ご理解をいただけますと幸いです。
1個の支点をリボルトするためには、資材と消耗品だけでおよそ3000円がかかり、1ルートのリボルトだけでも、かなりの費用が必要となります。適正な資材を使用して正しい施工を行ない、次の世代に安全なクライミング環境を手渡すために、DOMOで支援いただいた費用は、2022年春に実施予定のリボルトに、活用させていただきます。
 
新しいボルトが、グルー(ボルトを岩に固定するための接着剤)を使って固定されている様子。
新しいボルトが、グルー(ボルトを岩に固定するための接着剤)を使って固定されている様子。
リボルトに必要な資材と工具。通常4~5人がチームになり、これらの資材を岩場まで運び、作業を行います。
リボルトに必要な資材と工具。通常4~5人がチームになり、これらの資材を岩場まで運び、作業を行います。